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鈴穂
「んんん!!?」
す……
陸
「鈴穂ぉぉぉぉ!!!!?」
鈴穂
「ん~~~~~~!!! むふ~~~、んんんっ!!!」
な、なんで鈴穂がこんな格好でここに居る!?
宮子
「なにこれ……?」
流石の宮子も呆れてモノも言えない様子で、あっけにとられている。
鈴穂
「む~~~っ! ん!」
陸
「何だこれ?」
宮子
「その紙を読めって、言ってるんじゃないの?」
ああ、そういうことか……
陸
「謹呈とかいてあるな……字が間違ってるけど」
宮子
「謹呈……?」
宮子
「そ、それって陸の指示ってこと? 陸にそんな趣味が……」
陸
「ち! 違う、そんなマニアックな趣味はないから!」
鈴穂
「むふぅーーー! んんんんんっ!!」
鈴穂
が暴れている、どうやら、何か言いたそうにしている様子だが……陸
「ええいうっとうしい!」
スズの拘束を外して、自由にしてやった。
鈴穂
「はあ……苦しかった……」
陸
「さて鈴穂君、釈明を聞こうか」
鈴穂
「先輩、話し合いにそのバッドいらないですよね。そういうとこまで、花蓮とそっくりにしなくてもいいと思います!」
陸
「オシオキとなれば、俺は花蓮よりも甘くはないぞ」
鈴穂
「も、黙秘しちゃだめかなお兄ちゃん?」
陸
「最低限口が動く程度に痛めつけられたいのか?」
鈴穂
「そ、そんな……あたしは先輩の命令で、楽しんでもらおうと準備していただけなのに!」
宮子
「陸、私は縄ならなんとか……でも痛いのはちょっと……」
陸
「本気にとらないでくれ! 全部こいつの妄想だから!」
陸
「おいスズ! 本当のこと言わないとお前の頭で西瓜割りするぞ」
鈴穂
「ぐ……仲間は、売れねえ!!」
陸
「ほう……ということは仲間がいるってことか、お前一人の企みじゃないんだな?」
鈴穂
「ああ、しまった!」