【乃々美】 |
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「あけおめー! 2009年も脳内彼女をよろしくね!」 |
【乃々美】 |
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「さあて、新年一発目の更新は、魔界から来た刺客! ロリ王女様のネリスちゃんだよ!」 |
【ネリス】 |
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「わたし、ネリス」 |
【ネリス】 |
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「歳? 512歳くらい」 |
【ネリス】 |
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「なんか、魔界にいたいんだけど」 |
【ネリス】 |
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「あきた、みたいな」 |
【乃々美】 |
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「ネリスちゃん。何やってるの?」 |
【ネリス】 |
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「解りやすく、若者言葉を多様した斬新な文体に挑戦してみたの。 言葉のリアリティーがすごいでしょ?」 |
【乃々美】 |
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「いやー、読みにくいよ、それ。飽きるくらい変換しないとバカっぽく見えちゃう」 |
【ネリス】 |
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「そう……? 人間界の流行を利用して。 新しい顧客をゲットするいいチャンスと思ったんだけど」 |
【乃々美】 |
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「残念だけど、脳内彼女の商品は女子高生には販売できないんだよ。 だから修正! 普段どおり喋ってよ」 |
【ネリス】 |
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「せっかくこっちの流行を勉強したのに……人間世界ってややこしいわね」 |
【乃々美】 |
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「あ、でも、ネリスちゃんって見た目どおり小悪魔系だから、流行っていえばそうだよね」 |
【ネリス】 |
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「わたし、こう見えても魔界の王族に連なる大悪魔よ」 |
【乃々美】 |
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「そういう意味じゃないんだけどなー。 まあそれはいいとして、ネリスちゃんはお兄ちゃんの持つ、 魔王の魂を覚醒させるためにやってきたんだよね」 |
【ネリス】 |
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「そうよ。お兄様は魔王の魂をもつ後継者なの。だからこの体でお兄様を堕落させないと」 |
【乃々美】 |
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「それに対して、乃々美たちはお兄ちゃんの子供を妊娠することで 魔王の魂を体内に移動させることが出来るの。 一時的に魂を封印することで、復活を阻止しようとネリスちゃんと競争してるんだ」 |
【ネリス】 |
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「人間を堕落させるのは、夢魔たるわたしの職能。 誘惑に弱いお兄様を防ぐことが出来るかしら」 |
【乃々美】 |
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「ネリスちゃんって、お兄ちゃんの夢の中までもぐりこめるもんね。ちょっと反則だと思うな」 |
【ネリス】 |
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「その他、魔力を駆使して大きくなったり、魔物を召喚したり、 身体を操ったりいろいろできるわよ」 |
【ネリス】 |
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「覚醒前のお兄様は普通の人間だから、わたしの魔力にはかなわないの。 二度と離れることが出来ないように、徹底的に責め抜いて、 プライドを踏みにじって、わたしの所有物(ペット)になるまで貶めてあげる」 |
【乃々美】 |
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「あれ、でもお兄ちゃんって魔王になるんでしょ。ペットじゃ困るんじゃないの?」 |
【ネリス】 |
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「そうやって身体で縛り付けて、影でわたしが魔王を操るの。 真の権力者というのは表に出てこないものなのよ」 |
【乃々美】 |
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「うわー、そのえげつない発想はさすが悪魔だね。 要するにネリスちゃんルートはロリ魔界王女に責められるってことか」 |
【乃々美】 |
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「ネリスちゃんのルートがわかったところで今日はこのへんで~、 それじゃ今年もよろしくね~~♪」 |