第一回

第二回


第三回

【湊】
「怒涛の更新! 『妹たちとの遭遇』第三回だよ〜〜!」

【ゆかり】
「四人目の妹。霧崎ゆかりです」

【湊】
「ちょっとゆかりん! 紹介する前に出てくるなよ!」

【湊】
「っていうかゆかりん、厳密には妹じゃないよね。単なる幼なじみじゃ……」

【ゆかり】
「血は繋がっていなくても、あの人は私にとって兄さんだから」


【湊】
「おう、独自の道を征く妹だね、それじゃ自己紹介よろしくぅ!!」


【ゆかり】
「霧崎ゆかり。兄さんとは幼なじみ。生活能力のない兄さんと湊に代わって昔から友里家の家事を担っているわ」


【湊】
「ゆかりんは家事とっても上手なんだよね。家だけじゃなくて実家に帰っても手伝いとかしてるし、本当に偉いよ」

【湊】
「実家じゃ、実際に血の繋がっている伸彦という兄の面倒も見てるんだよね。まだ公表されてないけど」

【ゆかり】
「伸彦はどうでもいいの。私にとって兄さんは一人だけ……」


【湊】
「はっ……ゆかりんの憂いを帯びたその瞳……」

【湊】
「あんた、アイツに惚れてるね!」

【ゆかり】
「うん、大好き」

【湊】
「即答された! まったく迷いが無かったよ今の!」


【ゆかり】
「世界を敵に回しても、私は兄さんを選ぶわ」


【湊】
「ちくしょー! 愛されてるねえ兄貴の奴! 正直兄貴にゆかりんはもったいなさ過ぎる!」


【湊】
「友人として忠告するよ! ゆかりん、もっと男を見る眼を養いなよ! 兄貴ばかりが男じゃないんだから」


【ゆかり】
「嫉妬?」

【湊】
「んなわけねーじゃん! なんであんなヘタレにあたしが嫉妬するのさ!」


【ゆかり】
「ふふ……冗談」

【湊】
「まったくもう……ゆかりんはマイペースだから始末に悪いよ」


【ゆかり】
「それじゃ……最後に一言どうぞ」


【湊】
「それ、あたしのセリフ!」


【ゆかり】
「もうすぐ人気投票も始まるわよ、HPの更新も要チェック」


【湊】
「いきなり宣伝するなよ! ゆかりんがユーザーに訴える何かとかないの? 主にヒロインとして!」


【ゆかり】
「それでは、また明日……」


【湊】
「あーもう、終わっちゃったよ……」

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