SPECIAL
TALK

天塚 鈴穂

「やってきました第二回戦! ドンドンパフー! 本日のゲストはこいつだ!」

菱川 花蓮

「菱川陸(主人公)の妹、菱川花蓮(ひしかわかれん)です」

天塚 鈴穂

鈴穂「おうおうおうおうおう!」

菱川 花蓮

「なんでいきなりキレてるの?」

天塚 鈴穂

「なんでじゃないよ! これで妹キャラとは笑わせてくれるじゃねえかこのヤロー!」

菱川 花蓮

「それ私の胸を見て言うことなの?」

天塚 鈴穂

「言うことなんだよこのおっぱいめ! そんな成長しきった妹なんて認めないからなー!」

菱川 花蓮

「そんなこと言われてもね……」

天塚 鈴穂

「妹って言うのは可愛いんだ! あたしみたいに、可愛くて身長低くて、守ったやりたいと思わせる可愛さ必要があるんだ」

菱川 花蓮

「いま可愛いって何回言った?」

天塚 鈴穂

「重要なことなので、四回言いました!」

菱川 花蓮

「三回よ。相変わらず残念な頭してるわね」

天塚 鈴穂

「そ、そんなことどうでもいいの!」

菱川 花蓮

「そろそろ真面目にやらない?」

天塚 鈴穂

「というわけで紹介ー! あたしの幼なじみでバンコクからの帰国子女の菱川花蓮だ、お前金剛デースとか言ったら殺すぞ」

菱川 花蓮

「私、イギリスじゃなくてタイ帰りよ」

天塚 鈴穂

「微妙な距離だよね、確かに外国だけど」

菱川 花蓮

「こっちで進学するために、三ヶ月前くらい前から帰って来たの。今はお兄ちゃんと二人暮らし」

天塚 鈴穂

「二人暮らしって大丈夫なの? ちゃんと家事とか出来てる」

菱川 花蓮

「出来るわよ、主にお兄ちゃんがしてくれるし」

天塚 鈴穂

「いや、手伝ってやれよ、先輩(主人公)は花蓮が冷たいって嘆いたぞ」

菱川 花蓮

「兄に迷惑をかけるのは、妹の特権だから」

天塚 鈴穂

「そういうのは、愛されガールのあたしの役目だぞ。ちゃんと相手してやれよ」

菱川 花蓮

「お兄ちゃんは構われたいみたいだけど……」

天塚 鈴穂

「だけど?」

菱川 花蓮

「正直、ちょっとウザイ」

天塚 鈴穂

「それ先輩の前で言ってやるなよ」

菱川 花蓮

「大丈夫、うちのお兄ちゃんは打たれ強いから」

天塚 鈴穂

「花蓮って、お兄ちゃんに何かしてあげようって気持ちはないの?」

菱川 花蓮

「微塵もないわね」

天塚 鈴穂

「何で?」

菱川 花蓮

「何でって……別にすることもないし……、今の時期の兄と妹の関係なんてそんなものじゃないの?」

天塚 鈴穂

「なーんかこっちに帰って来てからヘンなんだよね花蓮って」

菱川 花蓮

「……何が?」

天塚 鈴穂

「あんだけお兄ちゃんお兄ちゃん言ってたくせに、わざと距離置いてるみたいで、まるで……」

菱川 花蓮

「あ、そう言えばドーナッツ買ってきたんだっけ」

天塚 鈴穂

「マジで、もらっていいのこれ?」

菱川 花蓮

「もう食べているじゃない」

天塚 鈴穂

「ん~~♪ もぐもぐ……」

菱川 花蓮

「スズは一度食べ始めると、暫く戻ってこないの。と言うわけで、今日のところはここらへんで」

天塚 鈴穂

「はむはむはむ……」

菱川 花蓮

「来週もよろしくね」