「皆さんこんにちは、幼なじみなお姉ちゃん西條霧緒よ♪」
「みんなの妹、天塚鈴穂です! スズって縮めて呼んだら好感度アップした気分になれるよ!」
「クリスマスも終ったことで、年末にむけて怒涛の更新! 作品紹介コーナー『幼なじみは判ってくれない』第三回がはじまるわよ!」」
「ハッピーニューイヤー前倒しで!」
「フライングしている場合じゃないわよ、スズ。今日の紹介はこの人なんだから」
「この人? この人って誰だろ?」
「はじめまして、主人公のアルバイト先の同僚、椎名ゆかり(偽名)です」
「はい、つっこんでいいですか!?」
「スズは人生急いでるわね。そういうところ嫌いじゃないわよ」
「まず(偽名)って何? そこ紹介になってないと思います!」
「スイーツ(笑)みたいなものかしら?」
「それじゃ、あたしも今から天塚鈴穂(妹)に変更したいな、キャラ立ちそうだし」
「やめときなさい、花蓮(主人公の妹)と喧嘩になるわよ」
「う~~ん、確かに……あいつけっこうブラコンだし」
「あの、そろそろいいかしら?」
「はいはい、仕事に戻りましょう。リーダー」
「それじゃまず聞きたいんだけど、そのドレスは何なの? 普段着でお越しくださいって伝えたはずだけど」
「これ、私の普段着ですけど? 何かおかしいかしら?」
「ちょっとしたパーティに呼ばれましたって感じがするなあ……お嬢様ってのは本当だったんだ」
「そうね、確かに家は裕福よ。資産家だし、家は広いし、テレビは百台くらいあるし。この前も迷子になった空き巣が餓死した状態で見つかったし」
「それマジで?」
「ブルジョアジージョークです」
「その笑顔、守りたくない!」
「ともあれ上流階級なのよね。でも、そんな人がどうして陸(主人公)と一緒にバイトなんかしてるの?」
「社会勉強です。自分でアルバイトすればお金の価値が分かると思って」
「なるほどー、その発想もお嬢様っぽいわね」
「偽名を使っているのは、アルバイト先がうちの家の系列だからなんです。父の姓を出すと優遇されそうで……」
「う~~ん、こういうのどっかで観たなあ……釣りバカとか、島○作とか」
「サラリーマンが主人公じゃないから、そういうのはないと思うけど」
「そういうわけで、本名はまだ秘密です。物語が進めば明らかになるので、楽しみにしててね♪」
「金髪でお嬢様で胸が大きい……二個も三個ももちすぎだ、一つあたしにくださいな!」
「くださいって言われても……霧緒さんどうしましょう?」
「ごめん、あんまマジでとらないで、スズが騒々しいのはいつものことだから」
「だってリーダー、あたしがキレキャラにならないと物語が進みませんから。これがお笑いキャラの辛いところ」
「本当に辛い? けっこう素でやってるでしょ」
「そこはそれとして質問があります!」
「はい、どうぞ」
「キャラページの説明で、父親は考古学者って書いてるけど……考古学ってそんなに儲かるの?」
「あ、それ私も思った。あなたのお父さんって財宝でも発掘したの?」
「考古学者だからお金を持っているわけじゃないの。お金があり余っているから、趣味の考古学をやってるだけなのよ」
「うわーいいなあー……」
「そんなお金があったら、好物のドーナッツをお店ごと買えるね♪」
「ちなみに亡くなった母のほうもイギリスの名家出身なの。私が金髪なのはそのせいなのよ」
「それはそれは……お悔やみ申し上げます」
「ご丁寧にどうも。私の紹介はこれくらいかしら?」
「そんなわけで、今日はここまでー♪」
「というわけで、告知! 発売日が3月28日に決定したわよ」
「現在、予約受付中です。特典は今のところ初回特典に設定資料集。予約特典にドラマCDがついてくるわ。他の店舗特典はおいおい発表していきます」
「それじゃ、また来週ー!」