SPECIAL
TALK

天塚 鈴穂

「もーいくつねーるとー♪」

西條 霧緒

「あれ、ちょっとタイミング遅くない?」

天塚 鈴穂

「はーるーまげどーん!」

西條 霧緒

「しかも正月じゃないし!?」

天塚 鈴穂

「あけてまして、おめでとうございます! この勢いでアポカリプスなう!って ツイッターで呟いちゃえ!」

西條 霧緒

「あけまして、おめでとうございます。というわけで、今年の更新一発目! 『幼なじみは判ってくれない』の第四回がはじまるわよ♪」

天塚 鈴穂

「そんなわけで、天使が第七のラッパを吹く時、『恋愛まで選択肢ひとつ』が発売されます! あたしちょっと中二病入ってるかも!」

西條 霧緒

「スズ、発売日の3月28日は平均的な金曜日だから、あんまり変なキャッチいれないでね」

天塚 鈴穂

「はーい、反省しまーす」

西條 霧緒

「お正月だからテンション高いわね。さて、今日紹介するのはこの人」

天塚 鈴穂

「この人……? あ、もしかして……」

相場 宮子

「やっほー! この物語の正統ヒロイン相場宮子(あいばみやこ)です♪ よろしくね」

天塚 鈴穂

「む~~~……ついに出来てきやがったが……」

西條 霧緒

「あら、とたんにテンションが落ちてきたわね」

相場 宮子

「どしたのスズちゃん、ほらほら、お姉ちゃんだよ~~、美空ちゃんだよ~~」

天塚 鈴穂

「ちっ!」

西條 霧緒

「ヒロインが舌打ちするんじゃないの、さっきまでのテンションはどこ行ったの?」

天塚 鈴穂

「ふざけんなーこのコピー商品! お前なんて誰が紹介なんてするか! 帰れ帰れ!」

西條 霧緒

「スズ、押さえて押さえて。これ仕事だから。宮子ちゃんもあんまり悪ノリしないでよね」

相場 宮子

「でも、この子って怒っているときのほうがいい表情すると思うんですよ。そっちのほうがアピールになるでしょ」

西條 霧緒

「宣伝のためとはいえ、容赦ないわね」

天塚 鈴穂

「ふ~~んだ絶対紹介なんてしてやらないもんね。あたしは一人で遊んでるし、勝手にどうぞ!」

相場 宮子

「あらら、すねちゃった」

西條 霧緒

「司会が職場放棄しちゃったからしょうがない、私が紹介していくか」

天塚 鈴穂

「おのれ何奴!」

西條 霧緒

「宮子ちゃんなんだけど、実はこの物語のキーパーソンなのよね」

天塚 鈴穂

「うつけ者、余の顔を見忘れたか!」

相場 宮子

「そうなんですよね。私は鈴穂ちゃんの今は亡きお姉ちゃんの美空ちゃんにそっくり……ということで、鈴穂ちゃんからは嫌われてるみたいなんです」」

天塚 鈴穂

「う、上様! へへぇ~~」

西條 霧緒

「美空は陸の恋人でもあったから、嫌われる理由はそこらへんにあると思うのよね」

天塚 鈴穂

「幕府の要職にありながら、己の私服を肥やすとは言語道断! 潔く腹を切れ!」

西條 霧緒

「美空が死んでから、陸はしばらく女の子とは距離を置いていたんだけど、宮子ちゃんが現れて、初めて美空以外の女の子を意識しちゃってるみたいなの」

天塚 鈴穂

「ええい、上様の名を騙る不届きもの、成敗してくれる!」

相場 宮子

「要するに、鈴穂ちゃんにとってはお姉ちゃんの恋人を取られた……って感じなのかしら」

天塚 鈴穂

「ちゃーんちゃーんちゃーん、じゃじゃじゃ、じゃじゃじゃ、じゃーん!(例のBGM)」

西條 霧緒

「そうみたいねー、スズはお姉ちゃんっ子だったから、思い出を汚されたって思ってるんじゃないかしら。でも死んだ人間って比べられるって結構重くない?」

天塚 鈴穂

「ええい! 切れっ! 切れぇ!」

相場 宮子

「大丈夫ですよ、私って陸のそういうややこしいところも楽しいって思っちゃったんですよねー。現状はけっこう楽しんでいます」

天塚 鈴穂

「上様、お手向かい致しますぞ!」

相場 宮子

「やっかましい!!」

天塚 鈴穂

「あいたーーーっ!?」

西條 霧緒

「そうそう、静かにしなさいって、今、かなり重要なところ話しているんだから」

天塚 鈴穂

「違いますよリーダー、やかましいから邪魔になってるんです」

西條 霧緒

「わかっててやってるなら、余計性質悪いわよ」

相場 宮子

「で鈴穂ちゃんは、さっきから一体何をやってるの?」

天塚 鈴穂

「暴れん坊ジェネラルだよ、正式名称だしていいの?」

相場 宮子

「あ、いや、やっぱいいわ」

西條 霧緒

「危険な遊びするわね、そういうのじゃなくて、もっと女の子らしく大人しい遊びしときなさい」

天塚 鈴穂

「リーダーはこのドッペルゲンガーの肩持つの? あたしの味方でしょ!?」

西條 霧緒

「宮子ちゃんに関することでは、残念ながら私はスズの敵になっちゃうのよね。私はくっつけたいほうだから」

天塚 鈴穂

「んだよー! この裏切り者ーー!」

西條 霧緒

「正直、スズや陸の面倒みるのって疲れてきたしー、そろそろ誰かにバトンタッチしてもいいわよね?」

相場 宮子

「あの、霧緒さん……わたしに余計な荷物背負わせようとしてません?」

西條 霧緒

「ソンナコトナイヨ?」

相場 宮子

「不安になるから、カタカナで返事しないでください」

天塚 鈴穂

「ようしわかった! このゲームはリーダー、宮子組みとあたしの先輩(主人公)争奪戦だということですね!」

西條 霧緒

「確かに、スズにとってはそうよね。この物語って、メインヒロインの予定だった美空が死んだ後の世界だから、私たちが補完していく話になるのよね」

相場 宮子

「あれ、いまさらっと重要なこと言われたような気が……」

天塚 鈴穂

「よし! だったらこっちは同じく妹属性の花蓮とタッグを組んで邪魔しにいってやる! 妹パワー舐めんな!」

相場 宮子

「あ、行っちゃった……」

西條 霧緒

「役に立ってなかったけど司会がいなくなったので、今日のところはこのへんで」

相場 宮子

「それじゃ、また来週! 本年も脳内彼女をよろしくお願いするわね♪」

西條 霧緒

「ことよろー♪」