第一回

第二回

第三回


第四回

【ゆかり】
「というわけで『妹たちとの遭遇』第四回よ」

【湊】
「って昨日と立場が入れ替わったまんまじゃん!」

【ゆかり】
「当然、今日はわたしが湊を紹介する番だから」


【湊】
「あ、そっか、あたしまだやってなかったっけ……」


【ゆかり】
「納得したところで、自己紹介どうぞ」


【湊】
「友里湊! 兄貴と一緒に暮らす近所でも評判の美少女で、ちょっぴり夢見がちな小悪魔系」

【ゆかり】
「美少女……?」


【湊】
「そこ、つっこまないの!」

【ゆかり】
「まあいいわ、続けて」

【湊】
「好きな食べものはカレー、好きな言葉は先手必勝!(主に兄に対して)座右の銘はライクアローリングストーン!」


【ゆかり】
「ここらへんは地が出てるわね」


【湊】
「いちいち、うっさいよゆかりん!」


【ゆかり】
「まあ、そういうことにしておくわ」

【ゆかり】
「湊は兄さんと一緒に暮らしてたのよね」

【湊】
「そ、家族のほとんどが出て行ってしまっちゃってさ、何の因果か兄貴と二人暮らしを続けてるわけよ」


【ゆかり】
「羨ましい……」

【湊】
「本当にうらやましいかな?」


【ゆかり】
「兄さんとずっと一緒にいられる……ステキじゃない?」


【湊】
「ゆかりんは恋愛フィルターがかかってるから、兄貴に甘いんだ! 一週間も兄貴と生活してみろって。へタレが目にしみて目も開けられないよ」


【湊】
「すぐ、暴力ふるうし、野菜食えってうるさいし、勝手に部屋に入ったら怒るし」


【ゆかり】
「最後のほうは、湊が悪いと思う」


【湊】
「友人に裏切られた! 畜生、女の友情を阻むのはやっぱ恋愛なんだね!」


【湊】
「今からドロドロの愛憎劇を展開させてやる!! 戦争開始だ、牙をつきたてろ!」


【ゆかり】
「変なキャッチいれないの。湊は盛り上がりすぎ」


【湊】
「盛り下がるよりはいいじゃん。あたしは友里家のムードメーカーだから」

【ゆかり】
「………………」


【湊】
「何よ、なんか言いたいことあるの?」

【ゆかり】
「製品版でもこんな感じで、やり取りしてます」


【湊】
「強引にまとめたね、それじゃ最後に一言!」

【湊】
「可愛いだけが妹じゃない! まさしくあたしのことだ! みんな製品版を楽しみにしてろよ!」

【ゆかり】
「というわけで、次回の更新をお楽しみに」


【湊】
「え、次回あるの?」

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